
前回、チャクラの基本的な説明と、
それぞれのチャクラの位置について
の説明をしました。
今日は、それぞれのチャクラの役割と機能についてお話したいと思います。
それぞれのチャクラは人体の各機能と精神に直結しています。
そして、それぞれのチャクラの概念については、
一般的に知られているものとともに、
古式マスターヨーガ氣功(MYQ)におけるチャクラの概念について説明していきます。
第一チャクラ……安定感、安心感の増加、物質的所有、情熱を司る場所と言われ、グラウンディングに深い繋がりがあると言われます。
MYQでは、このチャクラは人が生きるための基本的な機能で、サンスクリット語で第1チャクラをムーラダーラと言うのですが、
意味は「根を支えるもの」という意味があり、その通りこのチャクラが止まるということは、私たちが死ぬと言うことを意味しています。このチャクラは全てのチャクラの中で唯一、プラーナを吸引する機能があります。そして、中国では底丹田と呼ばれます。
第2チャクラ……生命力・感情・欲求・性エネルギー・創造力を司っていると言われますがMYQでは、このチャクラはプラーナを取り込み、氣を発生させていく中心的で重要なチャクラとして扱っいきます。
一般的に丹田とも知られていますが、正確には下丹田と呼ばれます。
五臓六腑の五臓である、肝臓、心臓、脾臓、肺、腎臓。そして、
六腑である、胆嚢、小腸、胃、大腸、膀胱、三焦を支えているチャクラでもあります。三焦とは、三つの領域という意味で上中下とあり、上焦は氣や血を全身にめぐらせ、中焦は、飲食物の消化と運搬を司どり、下焦は老廃物の排泄と水分代謝の管理している、概念上の臓器として考えられています。この概念は中国最古の医学書でも黄帝内経(こうていだいけい)にも書かれています。
つまり、第2チャクラは肉体全般を支えている重要なチャクラで、生きていく上での基礎の基礎の基礎を支えてくれています。ここを鍛えていくことで、
肉体的、精神的なスタミナが付きますし、やり遂げる力、めげない心が養われ、
精神的に強化されることで、積極性が向上し、ストレス耐久力が増していきます。第2チャクラを鍛えていくためには、より多くのプラーナが必要となり、そのため、第1チャクラも自然と鍛えられていきます。
第3チャクラ……自信や活力、自己愛や責任などと強い繋がりがあると言われます。確かにその通りなのですが、MYQでは、
このチャクラは私たちの後天的に作られた、表面上の性格や個性を司っています。私たちは生まれたときは先天的な陽の氣に満ちている
状態で誕生しますが、成長するにつれて外部的要因から、性格が作られていきます。この後天的な性格を司っているのが第3チャクラになります。
極端な反応や突発的な怒りなどの感情を中和させる働きをしています。
第4チャクラ……愛や、感情、社会性を司取っていると言われますが、
MYQでは第4チャクラは魂の座であり、人の中心にあり一番身近なチャクラでもあります。中国では中丹田と呼ばれます。自分の本当の魂の持つ性格、本質的な性格が宿っています。
第5チャクラ……コミュニケーションや表現力を司っていると言われます。MYQでは、このチャクラは生き方を司っているチャクラで、
魂に沿った生き方や、それを支えるスピリットとしての性格を司っています。第3チャクラが表面的な性格を司っているとすると、第5チャクラは、
私たちの本質であるスピリットそのものの性格、長期的な性格を司っています。
第6チャクラ……直観力・想像力・洞察力やスピリチュアリティーを司っていると考えられています。中医学では上丹田と表現されます。
人の全六感が入っており、物理法則を超えて機能する力を持っているチャクラです。
第7チャクラ……自己の超越や高次とのつながりを司っていると知られています。MYQでは、このチャクラは最も霊性が高く、あらゆる理を理解するために重要なチャクラでまたそのような機能を備えています。あの世、この世における理をしり、真理と法則を導き、気づきや悟りのための重要なチャクラとなりま す。第6チャクラと密接に連携して働いているチャクラです。。中医学では頂丹田と呼ばれます。
ざっとではありましたが、こんな感じで身体と精神と連携して、
私たちが意識していようが意識してまいが、働いてくれています。
MYQのクラスの中ではもっと詳しいお話をしていきます。
チャクラを知るほとんどの人がチャクラはエネルギーセンターであって、
整えることでウェルビーイングが整うと理解していると思います。
でもチャクラとはそれだけではありません。MYQでは、
チャクラをツールとして、道具として使っていきます。
チャクラは呼吸と意識を用いて鍛えていくことができ、
無意識にプラーナを取り入れ循環させるだけではなく、
取り入れたプラーナを、不活性な状態から活性化させる
発電機としての役割も果たします。
生まれたときは気脈にも、チャクラにも詰まりや錆びつきがありませんが、
外部からの影響により、自我が芽生え、先天の陽の氣はだんだんと陰の氣に傾いていき、詰まりや錆つきが出てきます。これは悪いことではなく、
この物理世界を無事に安全に生きていくための武装というか、
術だったりします。これがなければ、人間関係や社会に適合していくことがむずかしくなる場合もあります。ですが、正しいやり方で、
詰まりや錆つきをとり、チャクラを鍛え、氣を回していくことができれば、
肉体的にも精神的にも強くなることができ、
他人からの影響を受けにくくなります。
チャクラとはそうやって使っていくもので、
使える状態にするには整えるだけでは十分ではありません。
なので、効果的な呼吸法と意識の使い方を学びませんか?
最後までお読みいただきありがとうございました!
